作品紹介
女神よ、ひざまずけ。俺が新たな覇王だ─!
アースガルズ皇国──。
それは神話の時代から神魔の末裔が息づく、正統なる覇王の国。
しかし偉大なる覇王ロキと主神オーディンが歴史の表舞台から姿を消したことで、皇国には再び戦乱の影が忍び寄っていた。
魔族の血を色濃く持って生まれ、追放の身になった逆境の皇子ヴァーリは、女神達を従える秘法”聖樹の鍵”を手にしたことで、神魔統一の覇道を歩み始める。
キャラクター
光輝の戦女神
ブリュンヒルデ CV:ヒマリ
旧主神オーディンのお膝元であるヴァルハラ地方を守護する戦女神。
皇国を興した覇王とその后である女神の血をその身に宿す。
元老院によって女神の霊格を解放されており、魔族の反皇国勢力にとっては絶対的な強者でもある。
アースガルズ皇家の生まれで、主人公ヴァーリとは腹違いの兄妹の関係。ヴァーリが魔族の血を濃く持って生まれたのに対し、彼女は始祖女神の神族の因子を受け継いで生まれた。
皇国で暮らす民たちの平和を願い、彼らのために神槍を手に戦う心優しくも高潔な女神。育ちの良さもあり、その気品や佇まいに心奪われる騎士も多い。
「皇国に乱を呼ぶなら、兄上とて容赦しません!」
誓いの戦后
ブリュンヒルデ CV:ヒマリ
戦女神ブリュンヒルデが苛烈なる調教の果てに堕落し、従属神となった姿。
幼い頃、兄と呼び慕っていた思慕の情をより大きく募らせ、その身に淫蕩なる情欲を宿らせた。
己の持てる全てを喜んでヴァーリに捧げるようになり、主を悦ばせるために、戦技も夜伽の技もますます高め、牝として振舞うことに興奮を覚えるようになる。
従属神となった親和性が他の女神より高く、ヴァーリと繋がりを深め、堕落するほど、内に秘める力が強くなり、そんな体質がますます彼女を行為にのめり込ませていく。
「容赦のない責め、それでこそ兄上です! ヒルデはもう堪りませんっ……!」
死を喚ぶ英霊器
ブリュンヒルデ CV:ヒマリ
ある理由で正気を失い、昏き魂によって穢れし神となったブリュンヒルデの姿。
死者を英霊として呼び出す戦女神の性質が、死神として強調されるようになった。
兄ヴァーリに歪んだ愛情と妄執を抱き、自らの狂欲を叶えるためならば、どんな殺戮も厭わない。
「アハ……! 全てがくだらなく思えるわ……! これが本当の私の姿なの!」
猛き天雷将
ファナ CV:有賀桃
皇国の南方大陸、樹海ヘルグリンドで古の禁獣や外来の凶獣と戦う女神。
神竜種と女神の血を受け継ぐ、生まれながらのエリート戦士。 皇国きっての武門フレイズマル家の生まれで、天雷将という通り名を持つ戦上手。
しかし当主である父オッテルとは、義母シギュンとの関係から確執を抱えている。
精鋭のアマゾネス兵団を率いる男勝りの将軍としての顔の裏に、誰にも知られず可愛らしいドレスを収集して試着するという齢相応の少女らしさを隠している。
「我こそは天雷将ファナ! 武門の女神だ!」
獄雷の隷嬢
ファナ CV:有賀桃
天雷将ファナが度重なる快楽責めに陥落し、忠実な従属神になった姿。
調教の過程で自らの少女趣味を隠すことなく肯定するようになり、纏う衣装にもその心境の変化が表れている。
ヴァーリの事を愛してやまず、ご主人と呼んで忠誠を誓っている。その敬愛は常軌を逸しており、彼の命に従わぬ者はどんな手を使ってでも隷属させ、立ちはだかる敵は全て切り伏せる。
かつての天雷将としての矜持は未だあるものの、その裏ではヴァーリになじられ、無碍に扱われる事に快感を覚えてしまう被虐体質の変態ドM女神である。
「失敗したら罰が貰える……ふふっ、どっちに転んでも幸せ……♪」
恵みの慈母
フローラ CV:梅椿鬼
皇国で最も肥沃な土地である、黄金の稲穂実る中原ギムレーを守護する女神。
覇権を巡って豪族同士の争いの絶えない中原を、一代でまとめた手腕を持つ女傑。
有力豪族の子息を養子を迎え、婚姻関係の差配をすることで、中原に不動の地位を築いている。
戦場を震撼させる烈女の顔を持ち、地震を司る強力な神装は敵対する者には恐怖の対象でもある。しかしフローラ本人は面倒見がよく、慈しみ深い母として諸侯・豪族の子弟達にも慕われている。
「愛すべき子らよ。明日の皇国を背負って立つのは、貴方達なのですよ」
後宮の淫母
フローラ CV:梅椿鬼
恵みの慈母フローラが、苛烈な調教に抗えず屈した従属心としての姿。貞操帯による焦らし調教で、自らの淫乱さを暴かれ、抑圧から解放。
ヴァーリとは形式的な意味合いの強い政略上の婚姻関係を結んでいたが、本当の意味でその足元に傅く淫乱な雌女神と成り果てた。
ヴァーリを覇王の器と認め、自ら進んでその後宮(ハーレム)の運営を務めるようになる。
自分がヴァーリとまぐわい子種を戴くことはもちろん、自ら選りすぐった娘達が快楽に溺れるところを見るのも大好きで、性の手ほどきも進んで行う。
「この世の女は皆、旦那様にかしずくべきなのです」
希望の偶像神
ウルル CV:渋谷ひめ
皇国の北方、極寒の地ヨーツンヘイムで、アイドル女神として熱狂的な人気を集める少女。
人々に知られるようになってからまだ日は浅いが、自ら歌や踊りを見せる事で信仰心を集めるという新時代の女神として注目を浴びている。
彼女の唄は、多くの民の心を魅きつけ、信者たちに奇跡の力を与える。元来、ヨーツンヘイムは生活には厳しい土地であり、皇国罪人の流刑の地とも言われていた。
しかし、雪原深くに眠る古代ゴーレム技術の発掘と解析により、急速に文明を発達、技術立国を果たした。ウルルはその歩みを全面的に支援している。
ヨーツンヘイムへの郷土愛は誰よりも強い、どんな苦境にも屈しない希望の女神である
「みんなー元気ー? 大陸のアイドル、ウルルだよー! うるんっ☆」
嬌悦の舞踏神
ウルル CV:渋谷ひめ
希望の偶像神ウルルが、徹底したアナル調教による変態快楽に堕落した姿。
性に対してオープンになり、扇情的な格好を衆目に晒す露出癖に目覚め、淫靡な踊りに熱狂するようになった。清楚なアイドルとしての姿は見る影もなく変質し、ビッチ系アイドルとして生まれ変わった。
そんな彼女に人々が失望したかというとそんなことはなく、独特のシャーマニズムが生み出す淫欲の宴は、新たな在り方として信者を魅了していく。
信者の獲得もその動静も、魔性の唄声で魅了し、主に捧げる。それも全てはヴァーリのため。
「うふふ! ウルルの全部、ヴァーリくんにあげちゃう☆」
幼光の主神
ナンナ・オーディン二世 CV:榊木春乃
皇国の神族至上主義を推し進める元老院が用意した幼い女神。
崩御したオーディンの後継者とするべく、先代の霊格が移植されており、経験は浅くとも、他の女神をも圧倒する高いポテンシャルを秘める。
所有する神装は先代オーディン譲りのグングニルだが、まだ2本までしか制御することができない。
元老院の英才教育を受けている最中だが、本人はまだ遊びたい盛り。純真無垢で歳相応の少女であるものの、人々を幸福にするために女神になりたいという気持ちは本物。
「ナンナの威光にひれ伏ちなちゃいっ」
放蕩の隷属神
ナンナ・オーディン二世 CV:榊木春乃
幼光の主神ナンナがヴァーリの調教によって悪に堕ち、従属神となった姿。
未熟な肢体に、快楽と依存の蜜を仕込まれて、淫靡な性質に染まっている。
ヴァーリに対しては泣き虫で甘えん坊だが、稀に反抗期の顔も垣間見せ、ヴァルハラ郊外のスラム街不良グループを掌握するようになる。
悪徳と背徳の快楽を好む、幼き悪童神。
「ナンナ、お兄ちゃんのためなら何でもしまちゅっ!」
逆境の麒麟児
ヴァーリ・ラウフェイ
本編の主人公。アースガルズ皇国を興した覇王ロキの直系子孫。
皇国のお膝元ともいえる良家で生まれたが、魔族の血を色濃く引いていたため、神族優位に傾く血族に疎まれ、廃嫡されてしまう。
旧主神オーディン崩御の混乱の中、神魔統一の志を持って挙兵。覇王と同じ名を持つ少年ロキに聖樹の鍵を託され、運命を切り開く力を手にした。
腹違いの妹ブリュンヒルデをはじめとする女神達を従属神に変え、地上に新たな覇を唱えることを目指す。
「覇王の座は俺が頂く。誰にも邪魔はさせねぇ……!」
華焔の近衛隊長
リンデ・ヴェズルング CV:三郷綾夢
ヴァーリの盟友である魔軍の将ジークの妹。ヴァーリを慕い、押しかけるような形でその陣営に加わる。
いつかその伴侶となりたいと思っているが、いつもヴァーリが夢中な女神たちに、少しだけ嫉妬の念を抱いている。
武門の名家生まれで、将を支えるのに必要な素養と知識は全て備えており、人材不足のヴァーリ軍に、かけがえのない力となる。
守りの力に優れ、ヴァーリ軍の近衛隊長を務め上げる。
「私がヴァーリ様の盾となり、お支えいたします!」
少年軍師
ロキ CV:ももぞの薫
ヴァーリに秘宝『聖樹の鍵』を託し、その軍師となる謎多き少年。
頭脳明晰で確かな戦術眼を持ち、子供とは思えないほど博識だが、人を小馬鹿にした態度と不遜な性格のため、ヴァーリからはクソガキ呼ばわりされている。
アースガルズ建国の覇王ロキとは同名で、何らかの関係があると思われるが、詳細は不明。
ある目的を持って、ヴァーリに接近したようだが……?
「さぁ選べ。その鍵が導く先にお前が望む未来はある」
聖樹の巫女
ノルン CV:花南
聖樹ディバインシャフトを護る巫女。
皇国元老院の一員だったが、神族至上主義に傾く祭祀長ヴェスラと反目し、ヴァルハラの宮殿に幽閉されていた。
妙齢の美女で柔らかな物腰だが、ヴァーリが手を出そうとしても容易には手篭めにされない強かさも持ち合わせる。
「聖樹の加護は、覇王とあまねく民のために。私はそれを見守る者です」
元老院の祭祀長
ヴェスラ CV:手塚りょうこ
アースガルズ皇国で神族至上主義を標榜する元老院を統べる祭祀長。
元老院はもともと旧主神オーディンの政務・神事を補佐する司祭たちの組織であったが、覇王ロキという象徴を失った皇国の時代の流れとともに、徐々に性質を変えていった。
近年、皇国の民を神族至上主義へと教化し、神魔の争いを煽った元凶ともいえる女性であり、その正義の象徴として、旧主神オーディンの霊格を移植した新たな女神ナンナを擁立する。
幼い主神候補であるナンナの教育係でもあり、母親代わりでもあるが、遊びたい盛りの彼女の相手に苦労もしている。聖樹の巫女ノルンとは犬猿の仲。
「汚らわしき魔族たちめ、神の断罪を受けよ……!」
淫魔の令嬢
シギュン CV:青井美海
ヘルグリンドを治めるフレイズマル家の棟梁オッテルの妻であり、女神ファナの義母。
前妻ニーファの死後、己の肉体と弁舌でファナの父に取り入った背景があるため、ファナとの関係は上手くいっていない。
表向き貞淑な良妻賢母を演じるが、それはすべてファナを孤立させ、ヘルグリンドの覇権を得るため。
伝説的な淫魔の子孫でもあるが、その血筋は秘密にしている。
「自分の未熟さが恨めしいです。亡くなられた奥方様ほどお役に立てればよいのですが……」
霊眼の予言者
ヘルモーズ・エル・バルドル CV:星空ユメ
多くの魔族が農奴として迫害される中原ギムレーで、魔族による新たな国家、バルドル帝国の建国を目指す少女予言者。
ヴァーリを帝国の始祖と決め付け、接近するが、相手にされていない。
だが予言者としての力は確かで、魔装の腕輪ドラウプニルを使った直接戦闘でも、他の高位魔族に引けを取らない。
一途に我が道を行く性格で、何があってもへこたれず、その元気な姿に共感する信奉者も多い。
「ウソじゃないゾ。吾にはバルドル帝国の繁栄が見えるのだヨ」
竜炎の勇士
ジーク・ヴェズルング CV:笹崎こじろう
魔界を祖とする武門の家柄ヴェズルング家の勇猛な将軍。
ヴァーリと同時期に旗揚げした魔族の盟友にして好敵手。共に女神を打ち倒し、新たな国を築き上げようと語らった仲でもある。
当初は共に女神に対抗していくが、やがてそれぞれが神魔統一を果たす覇王となることを意識していくようになる。
ヴェズルング家は、覇王ロキの影武者とも言われる武人が始祖であり、神族の武門フレイズマル家と対をなす存在で、魔竜種と高位魔族の血を受け継ぐ。
「死ぬなよ、ヴァーリ。お前はこんな戦場で失うには惜しい男だ」
怜悧なる副官
レギン CV:手塚りょうこ
霊剣グラムを操る、怜悧冷徹な女剣士。
ある大きな戦いで重傷を負ったジークを助け、以後、その副官となる女性。
常にジークの傍にあって支え、彼の勢力拡大に大きく貢献していく。
沈着冷静な物腰だが、急速に勢力を拡大していくヴァーリに対しては並々ならぬ警戒心を抱いている。
「全ては、我が主の御心のままに……」
爪嵐の謀将
ベルク・フリージ CV:杏アオイ
皇国勃興から続く名門魔貴族の出自で、魔族領ニズヴェリルにて大きな影響力を持つ。
神族至上主義が台頭し、魔族迫害に傾いていく皇国の情勢を案じ、ヴァーリやジークを含む有力諸将を率いて、魔族解放軍を組織する。
しかし、霊格を解放した女神たちの圧倒的な戦力の前に、ヴァルハラ急襲作戦はあえなく失敗。
ベルクは力を温存したまま潜伏し、機を窺うようになる。様々な軍略に長けた名将。
「卿のような男を長生きさせたくはないねぇ。なに、時勢を読むのも年の功だよ」
樹海の蛇姫
ヨルム CV:咲ゆたか
樹海の奥で、大蛇に姿を変えて冬眠していた蛇姫。
戦場の気配に呼び起こされる。
よく言えばおおらか、悪く言えば大雑把で、お調子者の性格で、神魔統一の戦いにも、興味本位で首を突っ込んでくる。
「ふわぁ〜あ、なんだか長い間眠っていた気がするわ」